結論:Part3・4は「音声が流れる前」に勝負が決まる
TOEIC® リスニングで最も配点が大きいのがPart3(会話)とPart4(説明文)。ここで置いていかれる人の共通点は、音声が始まってから設問を見ていることです。実はPart3・4は、音声が流れる前に設問を読んでおく「先読み」ができるかどうかで、正答率が大きく変わります。聞く力そのものより、聞き方の戦略で差がつくパートです。
この記事は、リスニングが苦手な20〜30代の社会人に向けて、Part3・4を落とさないための先読み術と設問タイプ別の聞き方を、具体的な手順で解説します。
Part3・4になると音声が速くて、気づいたら置いていかれています…。
それ、”聞く前の準備”で変わるよ! 音声が流れる前に設問を読んでおくのが最大のコツ。
Part3・4の構成をおさえる
まず形式を確認しましょう。
- Part3(会話問題):2〜3人の会話を聞き、設問3問に答える。これが複数セット。
- Part4(説明文問題):アナウンス・留守電・スピーチなど1人の話を聞き、設問3問に答える。
どちらも「1つの音声につき設問3問」。この3問を音声前に読んでおけるかが勝負の分かれ目です。
なぜ聞き取れないのか:3つの原因
- 先読みできていない:音声が始まってから設問を読むので、聞くべき情報が定まらない。
- 全部聞こうとする:一語一句を追い、大事な情報を聞き逃す。
- 1問に引きずられる:分からない設問を考え込み、次の音声に乗り遅れる。
技術1:設問を先に読む(先読み)
Part3・4の鉄則は「設問先読み」。音声が流れる前(説明文の音声や前問の解答時間など)に、次のセットの設問3問と選択肢に目を通します。先読みで見るのは次の3点です。
- 疑問詞:What / Who / When / Where / Why / How。→ 聞き取るべき情報の種類が決まる。
- 主語:the man / the woman / the speaker のどれについて聞かれているか。
- 選択肢のキーワード:1〜2語だけ拾い、話の展開を予測する。
先読みができていれば、音声を「探しながら」聞けます。逆に先読みなしでは、聞き終えてから設問を見て「もう一度聞きたい」となり、手遅れです。
技術2:設問タイプ別の聞き方
設問にはパターンがあります。タイプが分かれば、音声のどこに集中すべきかが決まります。
- 詳細情報(What/When/Where…):該当キーワードの前後を集中して聞く。
- 話し手・場所(Who/Where):冒頭数秒に手がかりが出やすい。
- 次の行動(What will … do next?):会話・説明の終盤に答えがある。
- 意図問題(What does the man mean …?):前後の文脈から発言の含意を判断する。
台本で「先読み」を体感する
本来は音声で解くパートですが、ここでは設問を先に読んでから台本(スクリプト)を見ることで、先読みの感覚をつかみましょう。まず設問「何を変更したいのか」を頭に入れてから、会話を読んでください。
設問を先に読んでいれば、「女性が求める変更」だけを狙って聞け(読め)ます。冒頭の “move it to Friday afternoon” に一直線でたどり着けたはずです。これが先読みの効果です。同じ考え方は読解でも有効で、Part7読解を時間内に解くコツでも解説しています。
技術3:1問に引きずられない
Part3・4は音声が止まってくれません。分からない設問があっても即座に見切って次の先読みに移る。1問にこだわって次のセットを丸ごと落とすのが、最ももったいないパターンです。マークは素早く、迷ったら仮マークして進みましょう。
技術4:日常でできる耳のトレーニング
先読み術は「聞ける耳」があってこそ活きます。忙しくても次の習慣で耳は育ちます。
- 短い音声を繰り返し聞く:1本を完全に聞き取れるまで反復。
- シャドーイング:音声を追いかけて声に出し、音とスピードに慣れる。
- ディクテーション:短い文を書き取り、聞き逃す音を特定する。
まずは「リスニングのどこで落ちるか」を可視化する
聞き取れない原因は、語彙不足なのか、スピードなのか、先読み不足なのかで対策が変わります。やみくもに音声を流す前に、自分の弱点を把握するのが近道です。時間がない人の全体戦略はスコアを最短で上げる勉強法もあわせてどうぞ。
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